幼い頃の夢を 真っ白な便箋に刻み 野良犬の肛門にぺたんと貼って 少女の私と訣別する 湖の朝を 牧場の夜を 肛門に少女の私をぶら下げて 野良犬は行くだろう 五月の雨に 九月の霧に 少女の私が滲んでいく 小さな虹の足元で 古書街の風の腕の中で 野良犬は落ち…
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