2014-09-24 船出 詩 父が乗った船が 月夜の晩 水平線の彼方に消えていく 透き通った波があちこちで萌え 星は雲を脱ぎ捨て裸で横たわっている 父の背と日に焼けた首筋を 砂浜に突っ立って 兄と母がいつまでも見つめている そんな様子を エロゲーの画面越しに ちらちら見ていた僕