2015-02-12 五月のソネット 詩 少し曇った五月の休日 湿った風につつましく揺れるヒルガオ アパートの階段を昇る足音 やがてチャイムの涼しい音 隣町からやってきた君の顔を ドアの隙間から覗いて僕は素直に 「チェンジで」 と告げた にもかかわらず 君はゴッドファーザーのテーマを 口ずさみながら 何食わぬ顔で 無理矢理家に上がり込んできた すごくびっくりした