マツコ・デラックスとミッツ・マングローブが司会のテレビ番組を観ている。
その番組は迷路のような館をレポーター(誰だかわからない)がめぐり、そのリアクションを楽しむというもの。
館の内部構造は何かのタイミングで切り替わるらしく、先程まで通れていた部屋が急に行き止まりになったり、誰もいなかった部屋にとつぜん誰かが現れたりする。
狭い内部は、中世の油絵のような独特の暗さと色に包まれていて、オバケも怪物も現れず、ただその「閉塞感」と「違和感」だけで人間に恐怖を感じさせるような造りになっている。
気味が悪かったのは、マツコとミッツのMC2人がその館に一切触れないまま、下らないミニコーナー(2人の髪型を変えたりする)を頻繁に挟んでは、レポーターの阿鼻叫喚だけが再びオンエアされるという繰り返しであることと、そのくせ、MC2人がいるセットがどう考えても館の一部にしか見えないような部屋であること。
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人選。怖い夢なのに。人選。